昭和の子供たちを熱狂させたのは、決してカッコいいロボットだけではありませんでした。ガンプラが誕生する数年前、駄菓子屋の軒先で異彩を放っていた「ロボダッチ」をご存知でしょうか。今回は、今なお愛され続けるあの不思議なプラモデル軍団の思い出を、カッパ隊長が語ります。
生活感あふれる謎のロボ生物?ロボダッチの正体
こんにちは、カッパ隊長でございます。昭和レトロの思い出話、今回の主役は——ロボダッチ。あの生活感が滲み出るロボットでおなじみの、謎のプラモデル軍団でございます。
発売元はイマイ(今井科学)。1970年代後半から80年代初頭にかけて大ブームを巻き起こしました。駄菓子屋で単体80円、4個パック300円とお小遣いで買える安さも魅力。実はあの大ヒット作・ガンプラよりも前に、キッズ達のハートを鷲掴みにしていた存在なのです。
ロボットといえば「強くてカッコいい」のが定番ですが、ロボダッチは真逆。
• 洗濯機と合体したような「洗濯ロボ」
• 股間に掃除機がついた「掃除ロボ」
• 電話本体が電話している「電話ロボ」
もはやロボなのか生き物なのか……。この「情緒」と「脱力感」のあわいが、ロボダッチ最大の魅力でした。
タマゴローの造形美と「島」が広げた無限の想像力
ロボダッチの真骨頂は、なんといっても**「島」シリーズ**にあります。「宝島」や「戦艦島」といった巨大なジオラマに、ミニロボダッチを並べて遊ぶ。当時、カッパジジイはこの島が欲しくて欲しくてたまりませんでした。
代表格の「タマゴロー」を見ればわかる通り、造形は至ってシンプルです。丸い胴体に大きな目、棒のような手足。しかし、この“チープさ”こそが子供たちの想像力を爆発させたのです。パーツが少なく初心者でも組みやすい、壊れても「まあロボダッチだしな」と許せてしまう。そんな不思議な愛着が湧くキャラクターでした。
大人になった今振り返ると、その独創的なデザインセンスや昭和的ユーモアの極致に、改めて圧倒されます。箱絵を眺めるだけで、あの頃の駄菓子屋の匂いが蘇ってくるようです。
大人になってもその魅力は変わらないんです!
実はロボダッチ、何度か復刻版も発売されており、当時を知る「大きなお友達」の間で再び脚光を浴びています。あの頃、小銭を握りしめて駄菓子屋へ走った皆さんも、久しぶりにタマゴローたちと再会してみてはいかがでしょうか。


コメント