昭和の空気感を詰め込んだカセットテープ。現代のデジタル配信では決して味わえない「一発勝負の録音」には、切なくも可笑しいドラマがありました。今回は、昭和キッズたちの頭を悩ませた「あの謎」を、時を超えて解き明かしてみたいと思います。
昭和キッズの必死な「エアチェック」事情
こんにちは、こんばんは。カッパ隊長でございます。
今回は昭和レトロの思い出話。昭和の音楽メディアといえば、そう、カセットテープでございます。
今ではYouTubeやSpotifyなどで、聴きたい曲をいつでも簡単に聴ける世の中ですが、昭和はそうはいきませんでした。
鼻水を垂らし、袖がカピカピになった昭和キッズたちは、レコードを買うお金なんて持っておりません。テレビやラジオから流れてくる曲を、カセットテープに必死で録音するしかなかったのであります。いわゆる「エアチェック」ってやつですね。
すると、まことしやかに語られる、あの“あるある”が登場するのであります。
そう、「カセットテープに曲を録音していたら、オカンの声が入ってしまった問題」。
録音中に「ゴハンよー!」「いつまでやってるの!」などという声が混じってしまい、「うわあぁぁん!」と悶絶する……。昭和を生きた方なら一度は聞いたことがある(あるいは経験した)お話ではないでしょうか。
判明した真実と、今だから思うこと
しかし、ちょっと待てよ、と。
自分も散々エアチェックをしてきましたが、実はオカンの声が入った記憶が一度もないのです。
あれれー?おかしいな〜?
見た目はジジイ、頭脳は子供、逆コナン君を自負する私がいくら考えても分かりません。というわけで、素直にAIに聞いてみましょう。
AIの解答
「お母さんの声が入る」という現象は、主に以下の理由で起こります。
・ラジカセのスピーカー音を、別のラジカセの内蔵マイクで録音(生録)していた
・マイクミキシング機能がオンになっていた
内部回路で直接録音していれば、基本的に外部の音が入る事はありません
なるほど、さすがAI、お利口さんです。スピーカー越しの「生録」だったり、設定ミスだったりした訳ですね。つまり、正しく使っていればオカンの声は入らないはずだったのです。
世界にひとつだけの宝物
だがしかし!
オカンが鬼籍に入った今、「邪魔だったはずの声」が入ったテープがもし手元に残っていたとしたら……。
それはきっと昭和の平和な一瞬を閉じ込めたタイムカプセルとして、ジジイにとってはどんな名曲よりも価値がある、世界にひとつだけの宝物になっただろうなぁ。
そんなことをしみじみと思ってしまう、かっぱ隊長なのでありました。


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